就職と同時に上京してきました。
今は丸の内の不動産会社で営業マンをしている"マミ"です。
「長年都会に住んでいるのに、やっぱり都会の生活に慣れない」
「都会の人の多さや周りの状況がストレス」
「都会の生活がつらい」
などの悩みを持っている人は多いのではないでしょうか。
本記事では、都会に慣れなくてつらいと感じてしまう原因とその対処法について紹介していきます。
田舎出身で、「帰りたいな」「つらいな」と感じている人は必見です。ぜひ最後までご覧ください。
もくじ
田舎出身者が都会に慣れない7つの原因
実際に悩みとして多くネット上に投稿されている内容から、都会に慣れない7つの原因をまとめました。
- 都会には人が多すぎる
- 緑が少ない
- 高層ビルばかりの景色が窮屈に感じる
- 住んでいるだけで疲れる
- 家が狭い
- 知り合いがいない
- 空気が汚い
それぞれ詳しくみていきましょう。
都会には人が多すぎる
都会と田舎では、人の多さがまったく違います。そのため、田舎出身者にとってはさまざまな面でストレスに感じることも多いでしょう。
たとえば、満員電車での通勤では窮屈さを感じます。休日にリフレッシュしようと外に出ても、人の多さのせいで余計に疲れてしまうなんてケースも。
歩いているだけなのに人にぶつかったり、思うように行動できなかったりするのはストレスですよね。
さらには視界に人が多く入る・多くの人の声が耳に入ることで、頭への刺激も非常に強く感じてしまいます。
人が多すぎる都会では無意識のうちにいろいろなことを目で追って、体力も頭も使っているため、いつの間にか疲労を溜め込んでしまう傾向があります。
緑が少ない
都会では周りを見渡しても高層ビルばかりで、田舎に比べると緑が圧倒的に少ないです。
自然に包まれてリフレッシュ・リラックスできる環境が少ないため、疲れを加速させてしまう原因にもなっています。
緑化されているエリアがあったとしても、とってつけたような人工的な自然が多く、田舎の自然とはまったく違います。
身の回りに自然があふれていた田舎出身者にとっては、緑が少ない都会での生活はストレスの原因になりかねません。
緑を見たり自然に触れたりして、ぼーっとできる時間がないのも、都会に慣れない1つの要因かもしれませんね。
高層ビルばかりの景色が窮屈に感じる
都会にはとにかく高層ビルや人工物が多く、周りには見上げれば首が痛くなるほどのビルが並んでいます。そんな景色を窮屈に感じてしまう人は多いのではないでしょうか。
田舎には高い建物がたくさん立ち並ぶ場所はありません。遠くを眺めれば山や緑が多くあり、開放感があり、ぼーっとできる癒しの環境があります。
しかし都会では、高層ビルを眺めて癒しを感じることはありませんよね。
高層ビルが建ち並んでいる環境が当たり前だと景色を楽しむこともできず、開放感や自然を求めたくなるのも頷けます。
窮屈な生活のせいで「やっぱり都会は慣れない」と感じる人もいるでしょう。
住んでいるだけで疲れる
都会は高層ビルが多く、緑が少ないだけではありません。
上記でも述べたように、人がとにかく多く、人混みの中で生活しているとそれだけで疲れてしまいます。
歩いているだけでさまざまな情報が目や耳から入ってきてしまうので、頭が休まる暇もありません。どこを見ても看板や広告があったり、匂いや音楽を感じたり、人やものがあったりします。
常に五感が刺激される環境では、疲労が溜まるのも無理はありません。
家の周りの環境によっては、自宅ですら周りの騒音や光などの刺激を受け続けることもあります。自宅にいてもなお、リラックスできない可能性があるのです。
都会は田舎にない便利な面がとても多い場所ではありますが、あまりにも住環境が違うのでストレスを感じることも多くあるでしょう。
田舎出身者にとっては慣れないことの連続なので、時間が経っても都会に慣れないことはしょうがないのかもしれませんね。
家が狭い
都会の家は狭く、7万円の家賃でも1R・6畳というのはよくあるケースです。
「田舎ならそれだけ出せば1LDK・2DKに住めるのに」と考えると、家賃を払うのが嫌になってしまいますよね。
田舎に比べると人口密度が高く、土地代が高いので仕方のないことですが、田舎の広い家に住んでいた人からすれば、狭いのに家賃が高いのはいい気持ちになりません。
さらに狭いだけならまだしも、隣の家との距離が近い・日当たりが悪い・窓が開けられないなど、家に関するお悩みはたくさん。
家に関する問題を抱えつづけていると、休日に家にいてもリラックスできず、息が詰まってしまうでしょう。
気持ちが閉鎖的になると、さらに都会の暮らしに疲れ「こんな生活には慣れない」と感じてしまいます。
知り合いがいない
知り合いがいないせいで、都会暮らしがつらい・慣れない・しんどいと思ってしまう人もいます。
田舎では、近所の人はみんな知り合いで挨拶をしたあとにちょっとした会話が始まる、なんて光景は日常茶飯事です。
しかし都会では、隣りに住んでいる人でさえ、顔も名前も知らないことも大いに有り得ます。
地方から一人で都会に引っ越した場合、知り合いがいないために孤独を感じます。家族や地元の友達がいない都会では、会社や学校で気を使わずに話せる人がいないと、寂しさを感じつづけるかもしれません。
ときには、誰とも話さない日もあるでしょう。そんな生活では、強い孤独感に襲われて「都会はしんどい、つらい」と感じる要因になるでしょう。
空気が汚い
田舎出身者は「都会の空気が汚い」と感じることもあります。
田舎よりも自動車の数が多い都会では、それらの排気ガスが多いので空気が汚れがちです。
またたくさんの人々が生活しているため、ゴミの臭い・食品の臭い・下水の臭いなどさまざまな汚臭がします。
空気が澄んでいる田舎で長く生活していると、都会の空気の汚れには敏感になってしまいますよね。
「洗濯物が外に干せない」「具合が悪くなりやすい」などの声も多いようです。
空気がきれいな田舎で長く過ごした経験があれば、都会の空気に慣れないと感じるのも無理はないのかもしれません。
都会に慣れないことがつらいときの6つの対処方法
ここまでは、都会に慣れない原因について記載してきました。
次に、そんな都会に慣れないのがつらいときの対処方法を紹介します。
- 街を散策してみる
- 新しいことを始める
- 否定的にならずに「楽しもう」と考える
- 都会慣れできない自分を責めない
- 定期的に自然に触れる
- つらくてどうしようもないなら引っ越す
街を散策してみる
「都会にいても楽しくない」「ずっと家にいる」という人は一度街を散策してみてください。
ゆっくりと周りを見渡してみると、今まで目には入っていなかったものが見えてくるでしょう。
興味をひく古い建物が見つかったり、自分好みのお店を発見できたりするかもしれません。
少しでもよいところを発見すると、休日の過ごし方が変わり、都会暮らしが楽しくなることもあります。
意外にも田舎と同じような建物や家を見つけて、田舎を思い出して癒される、なんてこともあるかもしれません。
家と会社や学校の往復を繰り返すのではなく、たまには途中下車して歩いてみるのもいいですね。新しい場所を発見できれば、都会暮らしが楽しくなってくるでしょう。
行きつけの場所ができれば安心感が得られ、新たな出会いにもつながりますよ。
新しいことを始める
小さなことでもいいので、何か新しいことに挑戦してみることもおすすめです。
何かやってみたい習い事があるならぜひやってみましょう。同じことに興味を持っている人と出会う場所になります。
通い始めると、そこに集まる人と顔なじみになって友達が増えることもあります。
また新たに趣味を見つけるのもいいでしょう。その趣味を通じて、新しいコミュニティに飛び込んでみると、気の合う人と出会えたり、新しいものを発見できるきっかけにもなります。そんな生活を楽しんでみるのもいいのではないでしょうか。
特に、都会生活で孤独を感じてしまっている人は、どんどん参加してみてくださいね。
否定的にならずに「楽しもう」と考える
「都会なんて」と否定的になるのではなく、楽しむという考え方を持てば、見える世界が変わってくるでしょう。
否定的な気持ちを持ってしまうと、人は悪い方向にしか考えられなくなります。それは自分自身を苦しめる原因にもなるため注意が必要です。
「住めば都」という言葉があるように、街のことや周りの環境のこと、人のことを愛することができれば、見え方が大きく変わります。
仕事や結婚などで、どうしても都会で暮らす必要がある人もいるでしょう。田舎に帰れないのなら、その街の文化や地域のことを知ることで、もう少し暮らしやすくなるかもしれません。
都会慣れできない自分を責めない
「都会の生活に慣れないのは、自分が悪い」「早く都会の生活に慣れないと」と、自分を責める必要はありません。
自分の価値観を大切にし、ブレないようにありのままの自分で過ごしましょう。
田舎であろうと都会であろうと、何より自分らしくいることが大切です。
都会に慣れさせるために、自分を無理やり変えようとすると、どんどんしんどくなってしまいます。
無理して合わせようとして体調を崩したり、ストレスを抱えたりする人も多いため、都会に慣れないことを悲観的に考えないようにしましょう。
時間がたてばいやでも慣れてしまうことは多くあるので、自分らしさを見失わずに生活していくことが何よりも大切です。
定期的に自然に触れる
人工的な自然が多い都会では、なかなか自然そのものに触れる機会がありません。そんな時は、少し遠出してみるのはいかがでしょうか。
自然を求めて、ゆったり電車に揺られるのも気分転換には最適です。
また、地元に帰って自然に触れる時間を作るのもおすすめです。「帰れる場所がある」という安心感と、癒しを得られます。そうすれば「また頑張ってみよう」と気持ちを入れ替えられるかもしれません。
東京にも、市部の方には自然豊かな観光地が多くあるので、休日を利用して足を運んでみることもおすすめです。
定期的に自然に触れてリフレッシュするために、ぜひちょっとした旅に出てみてくださいね。
つらくてどうしようもないなら引っ越す
つらくてどうしようもないときは、勇気を出して引っ越すのも1つの手段です。
仕事があるから遠くには引っ越せないなら、都会と田舎の中間くらいの郊外に引っ越すのもいいでしょう。
ストレスが少なくなり、仕事とのバランスもとれた生活を送れるかもしれません。自分に合った場所を見つけてみてください。
もしそれでも解決できないようであれば、地元に帰るのもいいでしょう。都会に住んだ経験があると、地元の素晴らしさを今まで以上に感じられます。
都会に出るまでは不便に感じていたところがあったとしても、いざ戻ってくると案外我慢できることだった、なんてこともありそうですね。
田舎出身者は都会に合わないの?
一概に「田舎出身の人には都会は合わない」とは言い切れません。
ただ、環境があまりにも違いすぎると、やっぱり合っていないんだと感じてしまう人が多いことも事実です。
「都会に慣れない、合わない」と感じているのはあなただけではありません。
田舎出身者の中には、必ず同じように悩んでいる人が大勢いるものです。
そもそも都会に向いているのはどんな人?
ここまでは都会に慣れないことの原因と対処法を述べてきましたが、そもそも都会に向いている人はどんな人なのでしょうか?
一例を紹介します。
- 便利な生活がしたい人
- おしゃれな暮らしがしたい人
- 周りに干渉されたくない人
- ストレスへの耐性がある人
- 多様性を受け入れられる人
都会に向いている人の特徴は、他にもたくさんあります。
都会が自分に合っているのか、もっと具体的に知りたいと思った人は、ぜひ以下の記事も参考にしてくださいね。
まとめ
都会に慣れない原因はさまざまです。いったいどんなことで慣れないと感じているのか、この記事で紹介していることも参考にしつつ、自分としっかりと向き合ってみましょう。
原因がわかれば、あとはその解決に向けて行動していくのみです。本記事で解説した対処法もぜひ試してみてください。
都会暮らしに限界を感じたら、無理する必要はありません。
自分にとって何がベストなのかを探し出してくださいね。