一人暮らしの大学生の食費平均は?無理のない節約術ややりくりのコツ
🖋この記事を書いた人
執筆者 マミ
皆さんこんにちは。
就職と同時に上京してきました。
今は丸の内の不動産会社で営業マンをしている"マミ"です。

一人暮らしを始めた大学生にとって、最も気になるのが経済面ではないでしょうか。

実家を離れて新生活を送るなかで、どれくらいの仕送りがあれば生活できるのか、また食費はどれくらい必要なのかという疑問は尽きません。

調査によると、一人暮らしをする大学生への平均仕送り額は約72,350円となっています。内訳を見ると、5〜10万円未満が最多層で全体の31.1%を占めています。ただし、この金額のなかには家賃込みのケースもあれば、学費込みのケースもあり、実態はさまざまです。

とくに昨今の物価高騰により、大学生の生活は一層厳しさを増しています。

限られた予算のなかで食費を含めた生活費をどうやりくりするか、その実態と対策について詳しく見ていきましょう。

仕送りだけで生活できる?食費の現実を見てみよう

大学生の平均食費は月約24,130円(東京都内の学生では21,867円)となっています。この数字だけを見ると、「意外と少ないな」と感じる方もいるかもしれません。

しかし、実際の家計のバランスを考えると、非常に厳しい状況が見えてきます。

例えば、仕送りが7万円の場合を考えてみましょう。このなかから家賃(都市部では4〜6万円)、光熱費(5,000〜8,000円)、通信費(3,000〜5,000円)、その他雑費を引くと、食費に回せるのはせいぜい2〜3万円が限界です。

さらに深刻なのは、近年の物価高騰による影響です。

各種調査によると、6割以上の学生が「物価高で食費が増えた」と実感しており、食生活の質を落とさざるを得ない状況に追い込まれています。スーパーやコンビニでの値上げが相次ぐなか、同じ食費でも買える量が減っているのです。

「カップ麺やおにぎりばかり」「野菜をほとんど食べられない」という声も珍しくなく、栄養バランスの偏りが心配されています。

仕送りだけに頼る生活は、精神的にも肉体的にも非常に厳しいものになりつつあるのが現実です。

一人暮らしの大学生の食費バランスをチェック

項目 目安の月額
家賃 40,000〜60,000円
食費 20,000〜25,000円
光熱費 5,000〜8,000円
通信費 3,000〜5,000円
雑費・交際費 5,000〜10,000円

大学生の一人暮らしでは、上記のような支出バランスが一般的です。家賃は地域によって大きく異なり、都心部では6万円でも厳しい場合がありますが、郊外なら4万円台で見つかることもあります。

また、食費は自炊の比率によって大きく変動するため、節約の余地が最も大きい項目といえるでしょう。

特に注目したいのは、雑費・交際費の部分です。大学生活は勉強だけでなく、友人との交流や趣味も大切な時間です。

しかし、推し活(アイドルやアニメなどの応援活動)や飲み会などに使いすぎると、食費を削ることになりがちです。

実際、多くの学生が「交際費を確保するために食費を削っている」と回答しています。しかし、健康を犠牲にしてまで交際費を確保するのは本末転倒です。

ランスのとれた支出計画を立てることが、充実した大学生活のカギとなります。

ムリしすぎない食費節約術

大学生ならではの環境や特権を活かした食費節約術があります。無理なく続けられる方法で、健康的な食生活と経済的な余裕を両立させましょう。

大学生だからこそできる節約法を以下にご紹介します。

  • 100円朝食・学食を使い倒す
  • 冷凍庫が友だちな自炊スタイル
  • バイト選びでまかないもチェック
  • 節約できる買い物ルールを作る

    100円朝食・学食を使い倒す

    多くの大学では、学生の食生活をサポートするさまざまな制度が用意されています。なかでも注目したいのが、100円朝食や格安学食です。

    例えば、朝食を100円で提供している大学では、栄養バランスのとれた食事が驚きの安さで食べられます。これを週3回でも利用すれば、月に3,000円以上の節約になります。

    朝食をしっかり食べることで集中力も上がり、学業にもプラスとなるでしょう。

    また、学食は一般的な外食よりも20〜30%ほど安く設定されていることが多く、栄養バランスも考慮されています。

    大学によっては、夕方になると値引きされるサービスをおこなっている場合もあるので、そうした情報もチェックしておくとよいでしょう。

    これらの制度は大学生だけが使える特権です。積極的に活用して、食費の節約と健康的な食生活を両立させましょう。

    冷凍庫が友だちな自炊スタイル

    自炊は食費節約の王道ですが、毎日料理するのは時間的にも体力的にも負担が大きいものです。そこでおすすめなのが、週末にまとめて調理して冷凍保存する方法です。

    特に鶏むね肉を使った料理やカレー、丼ものは冷凍・解凍を繰り返しても味が落ちにくく、初心者でも作りやすいメニューです。例えば、鶏むね肉を一度に1kg購入して下味をつけて冷凍しておけば、解凍するだけで簡単に料理ができます。

    週末にまとめて調理しておけば、平日は電子レンジで温めるだけで済むため、忙しい大学生でも無理なく続けられます。また、自炊初心者でも料理のレパートリーが少なくても、同じものを作り置きすれば効率的です。

    この方法なら「自炊している」という満足感と実際の節約効果の両方が得られ、健康面でもプラスとなります。

    バイト選びでまかないもチェック

    アルバイトを選ぶ際には、時給だけでなく「まかない」の有無もチェックすることをおすすめします。飲食店の多くは従業員に無料または格安でまかないを提供しており、これが実質的な収入アップにつながります。

    例えば、時給1,000円のバイトで昼食や夕食が無料または半額になれば、1食あたり500〜1,000円の節約になります。

    月に10回シフトに入るだけでも5,000〜10,000円相当の節約効果があり、バイト代と合わせると非常に効率的な収入源となります。

    特に、ファミリーレストランやカフェ、定食屋などは比較的健康的なまかないが期待できます。また、シフトの入れやすさや通学路との位置関係なども考慮して、総合的に判断するとよいでしょう。

    節約できる買い物ルールを作る

    計画的な買い物は食費節約の基本です。多くの学生が陥りがちな失敗は、衝動買いとちょい買いの繰り返しです。特にコンビニでの小まめな買い物は、気づかないうちに大きな出費になっています。

    例えば、「自炊する日は買い物を1日1回に絞る」というルールを作ることで、無駄な買い物を防げます。また、買い物に行く前にメモを作っておくと、必要なものだけを購入できます。

    さらに、空腹時の買い物は避けるべきです。空腹状態でスーパーに行くと、必要以上に食品を購入してしまう傾向があります。少し食べてから買い物に行くか、明確なリストを持参するようにしましょう。

    このような小さなルールの積み重ねが、月単位では大きな節約効果をもたらします。自分に合ったルールを見つけて、無理なく続けられる買い物習慣を作りましょう。

    高収入バイトで稼げる食費を作るのもおすすめ

    食費の節約も大切ですが、大学生には比較的自由な時間があるのも事実です。

    その時間を活用して高時給のアルバイトをすることで、食費を確保するという方法も検討する価値があります。

    以下では、大学生におすすめの高収入アルバイトをいくつか紹介します。

    • ナイトワーク
    • 居酒屋の深夜バイト
    • 家庭教師・塾講師

      ナイトワーク

      ナイトワークは高時給で効率よく稼げる代表的なアルバイトです。18歳以上であれば働ける店舗も多く(一部は20歳以上)、大学生の選択肢として検討する価値があります。

      女性の場合は、キャバクラやガールズバーなどで時給3,000円以上が可能な場合もあります。男性でもホストクラブやメンズバーなど、時給2,000円以上の求人も珍しくありません。

      ただし、ナイトワークは遅い時間帯の勤務になるため、生活リズムが乱れやすく、学業との両立が難しくなる場合があります。また、接客業という特性上、精神的なストレスも少なくありません。

      自分の性格や生活スタイルに合うかどうかをよく考えた上で選択することをおすすめします。

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      居酒屋の深夜バイト

      居酒屋などの飲食店で深夜時間帯(22時以降)に働くと、時給が125%に割増されるため、効率よく稼ぐことができます。

      通常時給1,000円の店舗でも、深夜帯は1,250円になります。

      さらに、多くの居酒屋ではまかないが提供されるため、食費の節約にもつながります。大学の授業が昼間にある場合でも、夕方から深夜にかけてのシフトを入れることで、学業と両立しやすいでしょう。

      ただし、深夜の帰宅になるため、特に女性は安全面に注意が必要です。帰宅手段が確保できるか、夜間の通学路は安全かなど、事前に確認しておくことをおすすめします。

      家庭教師・塾講師

      学習塾の講師や家庭教師は、大学生に人気の高時給バイトです。一般的に時給2,000〜3,000円程度と、他のアルバイトと比較して高めに設定されています。

      特に有名大学の学生は重宝されることが多く、指導した授業のコマ数で給料が発生するため、効率的に稼ぐことができます。

      また、自分の学んできた知識を活かせる点や、教えることで自身の知識も整理できる点もメリットです。

      ただし、授業の準備や教材研究など、目に見えない労力も必要になります。単純に勤務時間だけでなく、準備時間も考慮して時給を計算すると、見かけほど高くないケースもあります。

      それでも、スキルアップにつながるバイトとして、多くの大学生に選ばれています。

      まとめ

      一人暮らしの大学生にとって、食費のやりくりは大きな課題です。平均仕送り額約72,350円のなかから家賃や光熱費を除くと、食費に回せる金額は限られています。

      実際、大学生の平均食費は月約24,130円ですが、物価高の影響もあり、多くの学生が食生活に苦労している実態が見えてきました。

      食費節約には大学生ならではの方法があることも分かりました。

      100円朝食や学食の活用、週末の作り置きによる効率的な自炊、まかない付きのアルバイト選び、そして計画的な買い物習慣の確立などが効果的です。

      また、極端な節約よりも、高収入アルバイトで稼ぐという選択肢も検討する価値があります。ナイトワークや深夜バイト、家庭教師など、大学生でも比較的高時給で働ける機会は少なくありません。

      健康と学業、そして充実した大学生活のバランスを考えながら、自分に合った経済的なやりくり方法を見つけることが大切です。

      無理な節約で学生生活の質を下げるのではなく、賢く節約しながら必要に応じて収入を増やす方法を模索してみましょう。

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