就職と同時に上京してきました。
今は丸の内の不動産会社で営業マンをしている"マミ"です。
この記事でわかること
- 地元の友人と価値観の違いを感じる瞬間
- 昔からの友人・知人と価値観が合わなくなる原因
- 価値観の違いを受け入れるためのポイント
久しぶりに話した地元の友人と価値観が合わない、地元の友達は成長していないので話が合わないと思った方はぜひ最後までご覧ください。
なぜ価値観が合わないのか・どうすれば今後もうまくやっていけるかについてご紹介します。
地元の友人・知人と価値観が合わないと感じる瞬間
「昔は意見が一致して意気投合していたのに、話が合わなくなって寂しい」
「久々に地元の友達に会ったら、成長しない友人に対してイライラしてしまった」
上記のように、大人になると、仲のよかった友人とも話が合わなくなる瞬間が訪れます。
結婚・仕事・お金と、昔は身近ではなかった話題が周りにあふれるようになるためです。
友人と価値観が合わなくなってしまった、実際の例を交えてご紹介します。
結婚に対する考え方の違い
結婚に対する考えは、人それぞれで全く異なります。
- 結婚願望が強く、早く結婚したい人
- 自由を謳歌して、ずっと独り身でいたいと思う人
- 結婚願望があるわけではなく、いい人がいれば結婚したいと思っている人
- パートナーはいるけれど、結婚は予定していない人
- 結婚したいけれど、事情があり結婚できない人
以上はほんの一例ですが、大人になるとそれぞれの結婚観が浮き彫りになってきます。
実際に友人と仲たがいするケースの多くは、下記のように価値観を押し付けられ、自分の意見を聞いてもらえないことが要因です。
自分は結婚願望がないにもかかわらず、既婚者の友人から「絶対に早く結婚した方がいい」「なんで結婚しないの」などと、会うたびに勝手な価値観を押し付けられて嫌になった。 子供がいる地元の友達はしっかりしているのに、自分は成長していないと感じてしまった。 |
「子どもがほしい・ほしくない」という話題でも、同じようなすれ違いが生じる可能性があります。
また子供ができると急に地元の友達が大人びて見えて、自分が成長しないように感じることもあるでしょう。
多少の価値観の違いはしょうがない、と考えておく方がうまくいくかもしれませんね。
仕事に対する考え方の違い
結婚と同様に、仕事に対する考え方は人によってさまざまです。
- ライフワークバランスを大切にしたい
- どんどん出世してバリバリ働きたい
- 自分のペースでゆっくり働きたい
友人とは、働き方で重要視するポイントも仕事に対する熱量も違う場合もあるでしょう。
仕事に対する考え方の違いによって、友人との関係が悪化したケースをご紹介します。
友人:バリバリ働いて出世したい・ 給料を上げたいと思うタイプ。残業もいとわない。
自分:ライフワークバランスを重視しており、仕事はほどほどにやりたいタイプ。 友人は、私の仕事について「働き方が甘い」「もっと本気でやるべき」などと、友人なりの価値観をもとに意見するようになった。会うたびに説教されている気分になるので、友人とは少し距離を取るようにしている。 |
働く環境が違えば、仕事に対する考え方も異なります。それが理由で、地元の友人とは価値観が合わないと感じてしまうこともあるでしょう。
お金に対する考え方の違い
お金に対する考え方の違いは、仲のよい友人関係に亀裂が入る原因になります。
社会人になると金銭感覚は学生の頃と比べてガラッと変わり、場合によっては人が変わったように感じてしまうためです。
人によって自由に使えるお金の額が違えば、お金に対する考え方も違います。相手のことを考えずにいると、下記のようなケースに発展します。
友人に遊びに誘われると、いつも高いカフェや娯楽施設に連れて行かれる。正直自分の給料ではそんなに贅沢できないため、行けない理由をでっちあげて遊ぶ回数を減らしている。 |
また、お金に関する話は非常にデリケートです。
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金銭感覚の違い・給与額の違い・マネーリテラシーの違いは価値観の違いが生まれる原因になり、その後の付き合いができなくなる可能性が高まります。
自立心の違い
地元で実家暮らしをしている友人と、自立心の違いを感じて寂しいと思う瞬間もあるでしょう。
ずっと地元で暮らしている場合、実家から仕事に通っている人も多いです。
実家に多少お金を入れていても、洗濯や食事は親がしてくれます。
一方で上京して一人暮らししているあなたは自分のことはなんでも自分でこなせるはず。
- 「料理も自分でやってるの?えらいなあ〜」といわれ「実家暮らしとは違うんだわ」とちょっと見下してしまった
- 実家には5万円入れてるんだ!親がうるさくってさ〜と言われて「こっちはもっと払ってるけど?」と思ってしまった。
このように地元で実家暮らしを続けている友達は自立心が育たず、成長しないように感じてしまいます。
上京して一人暮らしをしているあなたと価値観が合わず、会うたびイライラするので疎遠になってしまう可能性があるでしょう。
地元の友達と価値観が合わなくなる原因
価値観の違いは生活環境の変化によって起こりやすいため、友人と話が合わなくなるのはしょうがないことでもあります。
では、具体的な原因について見てみましょう。
- 生活環境が変わり価値観が変わってしまうため
- 結婚を期に優先順位が変わってしまうため
- 共通の話題が少なくなってしまうため
- 地元の友達が成長しないと感じてしまうため
なぜ価値観が合わなくなるのかを理解して、うまく付き合っていくための方法を考えてみるとよいですよ。
生活環境が変わり価値観が変わってしまうため
地元を離れて都会で暮らしていると、性格や価値観も大きく変わるでしょう。
都会と田舎の違いを一部ご紹介します。
都会 | ⇔ | 田舎 |
周りに厳しくなる | おおらかな性格になる | |
時間に厳しくなる | 時間に縛られない | |
周りの人を疑う | 周りの人に頼る | |
周りの人に関心がない | 周りの人への関心が高い | |
服装が派手になる | 服装にこだわりが少ない | |
お金のかかる遊びが多い | お金をかけない遊びが多い |
表はあくまで一例ですが、都会と田舎では正反対の価値観を持っている傾向があります。
地元に残っている友人と価値観が違うのは、しょうがないのかもしれません。
結婚を期に優先順位が変わってしまうため
結婚すると、大切なものの優先順位が変わります。
独身時代は自由に使えていたお金も、家庭で管理するとなればそうはいきません。貯金のためや生活費のために交際費を削る場合もあります。
結果として、友人と遊びに行くことも難しくなるでしょう。
子供が生まれればなおさらで、家族と過ごすのが当たり前になり、友人と遊ぶために使えるお金・時間はさらに減ってしまいます。
一方で、結婚していない人は自分で稼いだお金を自分のために使うことが可能です。
このように未婚者・既婚者は同じ目線でいられなくなるため、友人との価値観が違うと思ってしまう原因になります。
共通の話題が少なくなってしまうため
共通の話題が少なくなると、価値観が違うと感じる原因になります。
学生の頃ならば、友人と一緒にいる時間が長く、共通の話題で盛り上がることも多かったでしょう。
しかし、社会人になると世界は広がり、触れる世界が多くなるため、自分の趣味や好きな物事も変化します。
住環境の違いも大きく、都会に住んでいる自分にとっては普通でも、地元に残る友人には伝わらないこともあります。
さらに仕事をしていれば1日の大半を会社で過ごしますが、仕事中の自分を友人は知るよしもありません。逆も同様で、自分は友人を知る方法がありません。
一緒にいない時間が多く、普段の生活の様子がわからないとなれば、共通の話題が少なくなるのも当たり前です。
そうして価値観のズレが大きくなっていくのです。
地元の友達が成長しないと感じてしまうため
都会に住みバリバリ働いていると、田舎に帰ったときに「地元の友達は成長しないな」と感じることがあります。
同じ環境でずっと暮らしている友人、20歳を過ぎて実家暮らしの友人と会うと特に、考えの甘さが目につくはず。
上京して一人暮らしをし、社会人として働いていると精神的にも成長するため、地元の友達を幼く感じてしまいます。
もちろん地元の友達が成長しない(変わらない)からこそ、ほっとできる部分もあるのですが、向上心が強い人は拒否感を覚えるかもしれません。
価値観の違いを受け入れるためのポイント
価値観の違いを受け入れ、今後も友人とうまく付き合っていくための6つのポイントをご紹介します
- 自分の成長を認める
- 昔のことを思い出す
- 友人の悩み事を聞いてみる
- 価値観の変化を割り切ってしまう
- 価値観の違いを「面白い」と考える
- 相手の話を受け止める
価値観に違いがあるのはしょうがない。だからこそ、うまく付き合うために実行すべき行動や、発想の転換をおすすめします。
自分の成長を認める
地元の友達に対して成長していないと感じるのは、あなたが成長したからです。
相手を無闇に見下すのではなく、単純に「成長した自分を褒めよう」と考えましょう。
人はどんどん成長していき、考え方や価値観が磨かれていきます。
あなたは友達よりひと足先に成長して、洗練されたのです。
友達に対して成長していないと見下したり、そんな自分に自己嫌悪を感じるよりも「そうか、私が成長したんだな」と考える方が前向きで素敵ですよ。
昔のことを思い出す
懐かしい思い出を振り返り、大人になったことを認めましょう。
地元の友達は成長していない、昔話ばかりと感じるかもしれませんが、昔話はあなたと友達の大事な思い出ではありませんか?
- 学生時代を一緒に満喫した思い出
- お互いに支えあった思い出
- いろんなところに一緒に出掛けた思い出
友人との思い出に触れると「これからも大切にしたい」という思いがわき、価値観の違いを受け入れるキッカケになるかもしれません。
友人の悩み事を聞いてみる
友人の話をよく聞いてみると「実は価値観の違いではなかった」というケースもあります。
ストレスや悩みを抱えていると、いつもとは違う口調で思ってもいないことを話してしまうなんてケースもありますよね。友人がその状況に陥っているせいで話が合わず「価値観が合わない」と思ってしまう可能性もあります。
「理解できない」と突き放してしまう前に、もし友人の様子がいつもと違うようなら、悩みを一度聞いてあげましょう。
- 仕事の悩み
- 私生活の悩み
- 人間関係の悩み
以上について、話を聞いてみてはいかがでしょうか。
価値観の変化を割り切ってしまう
地元の友人と価値観が合わなくなるのは「地元から出た結果、自分の価値観が変わったから」という可能性が考えられます。
逆にいうと、地元にいる友達は変化がなく、価値観は変わっていないのです。
地元の友達を「成長していない」と感じるかもしれませんが、成長のきっかけや速度は人それぞれ。あなたがコントロールできるものではありません。
自分の価値観が変化したのは「成長」であるとプラスにとらえ、割り切ってしまうことも大切です。
価値観の違いを「面白い」と考える
価値観が合う人はそう多くいるわけではありません。
そのため、価値観が合わないからといって次々に人間関係を解消していると、自分の周りからほとんどの人がいなくなってしまう可能性が考えられます。
人の価値観を受け入れるのが難しくても「この人はこう考えているのか」と面白がってみるのもひとつの方法です。
地元の友達が成長していないと感じたときも「どうやったら、変わらずにそのスタンスを保てるのかな?」と観察すると、新しい発見があるかもしれません。
新しい意見を聞くと新しい発想に出会え、自分の視野が広がる可能性もありますよ。
価値観が違う人と出会えた時こそ「自分の成長になる」とプラスに考えて付き合ってみてはいかがでしょうか。
相手の話を受け止める
価値観が合わないからと否定するのではなく、なぜそのような考えに至るのかを理解しようとする姿勢が大切です。
地元の友達は成長していないから話を聞く必要はない、と見下す人がいますが、それではどんどん相手と疎遠になるだけ。
きちんと相手の本音を聞き出して自分から歩み寄ってみましょう。
「自分の価値観を理解してもらいたい」という姿勢だけではうまくいきません。なぜなら相手も同じように「理解してもらいたい」と考えているからです。
大切にしたい友人ならば、価値観が違うと諦めるのではなく、何度も話をして理解を深めるのがポイントです。
まとめ
人は年齢を重ねるにつれ、それぞれの環境でさまざまな経験を積み、独自の価値観が形成されていきます。
地元の友人においていかれた気分になることもあるでしょう。また同時に、地元の友達に対して成長していないと見下してしまうこともあります。
地元の友人と価値観が合わなくなるのは「寂しい」と感じるかもしれませんが、悪いことだけではありません。世界が広がり人として成長できたことで、自分の価値観に変化が現れたのが理由かもしれませんから。
価値観が違う人ともうまく付き合えるようになれば、今以上に成長できるでしょう。
無理に頑張る必要はありませんが、大切にしたい友人との価値観が違う場合は、今回ご紹介した方法を参考に、うまく付き合ってみてください。