

就職と同時に上京してきました。
今は丸の内の不動産会社で営業マンをしている"マミ"です。
日本では、住んでいる地域によってファッションの傾向が大きく異なります。特に都会と田舎では、着こなしの特徴や周囲の目線など、さまざまな違いが見られます。田舎で暮らす人々のファッションには、独特の特徴や悩みがあり、周囲の目を気にせざるを得ない環境や、最新トレンドへのアクセスのしづらさなど、都会では経験しづらい課題を抱えていることも少なくありません。
こうした地域による違いは、時として「田舎者」という偏見を生むこともありますが、実際には環境に応じた賢明な選択であることも多いのです。
今回は田舎のファッションあるあるや、田舎でファッションを楽しみにくい理由について解説します。
もくじ
うちの地域だけ?田舎のファッションあるある
田舎のファッションには、多くの地域で共通する特徴があります。以下の項目は、多くの地方在住者が共感できる「あるある」事例です。
- ・服を買うのはしまむらやイオン
- ・ジーンズにトップスが普段着
- ・基本的に周りから浮かない無難な服が多め
- ・派手な服を着ていると悪目立ちしてしまう
- ・ヤンキーは柄シャツとハーフパンツが主流
- ・東京で数年前に流行った服をきている人が多い
- ・スエットやパジャマでは出歩けない
服を買うのはしまむらやイオン
田舎での主な洋服の購入先は、大型ショッピングモールやリーズナブルな衣料品店が中心です。
専門店が少ないため、多くの人が同じ店で服を買うことになり、似たような服装の人を街中で見かけることも珍しくありません。また、商品の入れ替わりが都会ほど頻繁ではないため、長期間同じような商品が店頭に並んでいることも特徴です。
ジーンズにトップスが普段着
田舎の日常着として、ジーンズに無地のトップスという組み合わせが圧倒的な人気を誇っています。
この組み合わせは、農作業や地域の行事など、様々な場面で活用できる実用性の高さが特徴です。
また、デニムの素材は耐久性が高く、長く着用できることから、地方在住者の間で重宝されています。
特に中高年層では、着心地の良さと動きやすさを重視する傾向が強く、この組み合わせが定番となっています。
基本的に周りから浮かない無難な服が多め
田舎では、周囲と調和する服装が重視されます。
派手すぎない、落ち着いた色使いの服を選ぶ傾向が強く、これは地域社会での人間関係を円滑に保つための暗黙のルールとなっています。
特に地域のコミュニティが密接な環境では、服装による個性の主張が控えめになりがちです。また、世代を問わず、シンプルで落ち着いた色合いの服装が好まれる傾向にあります。
派手な服を着ていると悪目立ちしてしまう
派手な服装は、田舎では必要以上の注目を集めてしまいます。特に原色を使用した服や、デザイン性の高い最新トレンドの服装は、周囲から「どこかお出かけなの?」といった質問を受けることが少なくありません。
また、日常的に個性的な服装をしている人は、地域社会で「派手好き」というレッテルを貼られることもあります。
このような環境では、自己表現としてのファッションが制限されがちです。
ヤンキーは柄シャツとハーフパンツが主流
特定のファッションスタイルが、特定のグループを象徴する存在となっています。
派手な柄のシャツにハーフパンツという組み合わせをヤンキーが好んで着用するケースが多いです。
都会ではまず選ばれないファッションですが、田舎では季節を問わずこのような服装をしている人が多いでしょう。
都会の人から見ればヤンキーのこのような服装は「田舎ヤンキー」と呼ばれます。
東京で数年前に流行った服をきている人が多い
田舎のファッションには、都会との時間差が如実に表れています。都会では既に流行が過ぎた服装が、地方ではまだ新鮮なトレンドとして受け入れられることが多くあります。
これは、ファッション情報の伝播速度や、実際に着用している人を目にする機会の差によるものです。
また、地方では新しいトレンドを取り入れる際も、より控えめなアレンジを加えることで、地域の雰囲気に合わせた形で取り入れられる傾向にあります。
スエットやパジャマでは出歩けない
意外なことに、田舎ではラフな服装での外出を避ける傾向が強く見られます。都会では当たり前になりつつある部屋着での外出は、田舎では周囲の厳しい目にさらされることになります。
これは、地域コミュニティの密接さが影響しており、「だらしない」という評価を避けたい意識が働いています。また、近所づきあいが密接な環境では、「あの人、パジャマで出歩いていた」といった噂が広まりやすく、むしろ都会の方が気楽な服装で過ごせる雰囲気があるのです。
なぜ田舎者のファッションは「ダサい」のか
田舎のファッションが「ダサい」と評価される背景には、様々な社会的要因が存在します。以下の項目から、その実態と原因を詳しく見ていきましょう。
- ・周りに合わせないと白い目で見られる
- ・トレンドが入ってこない
- ・過度のおしゃれに悪いイメージを持つ人がいる
周りに合わせないと白い目で見られる
田舎では、個性的なファッションが時として周囲からの批判的な目線を招きます。本来なら自己表現の一つとして楽しみたいおしゃれも、「めかし込んでいる」といった評価を避けるため、多くの人が無難な服装を選択せざるを得ない状況があります。
特に若い世代は、自分の好みと周囲の目線の間でジレンマを抱えることが多く、結果として画一的な服装が増えてしまう要因となっています。
トレンドが入ってこない
情報化社会において、ファッション情報へのアクセスは全国どこでも同じように可能です。しかし、実際のトレンドの浸透には大きな地域差が生じています。おしゃれな専門店が少ない環境では、最新のファッションに直接触れる機会が極めて限られています。たとえばインターネットで見かける最新アイテムも、実際に手に取って確認できる場所が近くにないため、購入を躊躇することも少なくありません。
また、周囲にトレンドを取り入れている人が少ないため、新しいスタイルを取り入れる際の具体的な参考が不足しがちです。ファッション誌やインターネットの情報だけでは、実際の着こなしのイメージがつかみにくく、結果として無難な選択に落ち着いてしまう傾向があります。
過度のおしゃれに悪いイメージを持つ人がいる
田舎では、派手なファッションや高価なブランド品の使用に対して、否定的な見方をする人が多く存在します。たとえば、髪を染めたりピアスをつけたりすると「不良」というレッテルを貼られやすい環境があります。また、いつもおしゃれな服装をしていると「家事をする格好ではない」といった批判を受けることもあります。
さらに、高価な服やバッグを持っていると「見せびらかしている」という評価を受けることもあり、むしろ質素な服装の方が好ましいとされる風潮も根強く残っています。
このような環境では、自分の好みのファッションを楽しむことが難しく、結果として画一的な服装が増えてしまう要因となっています。
ダサい田舎者といわれたくない!垢抜けファッションのコツ
おしゃれに見られたい気持ちは、都会でも田舎でも変わりません。ここでは、田舎でも実践できる、おしゃれに見えるファッションのポイントをご紹介します。
- ・センスに自信がないならマネキン買いがおすすめ
- ・色柄ものは避けてシンプルコーデを目指す
- ・小物やメイクにも気を配る
センスに自信がないならマネキン買いがおすすめ
ファッションセンスに自信がない場合でも、店頭のマネキンの着こなしをそのまま真似る方法で、確実におしゃれな印象を手に入れることができます。マネキンのコーディネートは、プロのスタイリストが考案したものであり、色使いやバランスが整っているため、初心者でも失敗が少ないのが特徴です。
また、通販を利用する場合も、商品ページに掲載されているモデルの着用スタイルをそのままセットで購入することをおすすめします。
モデルが着用している小物やアクセサリーまで含めて購入することで、より完成度の高いコーディネートを実現できます。
色柄ものは避けてシンプルコーデを目指す
派手な色柄は、コーディネートが難しく、周囲の目も気になりがちです。基本的なアイテムを中心に、シンプルな色使いで統一することで、おしゃれに見えるコーディネートを作ることができます。特に、使用する色は3色までに抑えることで、まとまりのある印象を演出できます。
また、白と黒を基調としたモノトーンコーデは、洗練された印象を与えやすく、かつ失敗も少ないため、おすすめです。
シンプルな中にも質の良さが伝わる服選びを心がけることで、周囲からの評価も自然と変わってきます。
小物やメイクにも気を配る
服装だけでなく、バッグや靴などの小物選び、メイクや髪型にも気を配ることで、全体的な印象が大きく変わります。小物は質の良いものを厳選して使うことで、全体的な印象を格上げすることができます。
特に、バッグと靴は人目につきやすいアイテムのため、デザインと手入れには気を配りましょう。また、清潔感のある髪型とメイクを心がけることで、おしゃれ度が格段に上がります。
思い切りファッションを楽しみたいなら東京が一番
自分らしいファッションを存分に楽しみたい場合、東京という選択肢があります。以下の特徴から、東京がファッションを楽しむ最適な環境である理由を詳しく見ていきましょう。
- ・トレンドの発信源で最新の服や小物が手に入る
- ・良い意味でドライな人が多く服装に干渉されない
- ・おしゃれな人が多くファッションの勉強になる
トレンドの発信源で最新の服や小物が手に入る
東京は日本のファッションの中心地として、常に最新のトレンドを発信し続けています。
新作の洋服や小物がいち早く店頭に並び、流行の着こなしを直接見ることができます。
専門店が多く立ち並び、様々なブランドやスタイルの中から、自分の好みに合った服を見つけることが容易です。
また、セレクトショップやアンテナショップなど、個性的な商品を扱う店舗も豊富にあり、自分らしい個性を表現できるアイテムとの出会いも期待できます。ファッションの最先端に触れられる環境が、着こなしの幅を広げてくれます。
良い意味でドライな人が多く服装に干渉されない
都会では他人のファッションに過度な関心を示さない傾向があり、自分の好きな服装を気兼ねなく楽しめる環境が整っています。
派手な服装や個性的なスタイルも、周囲から特別な目で見られることなく、自然に受け入れられる雰囲気があります。
また、様々な価値観を持つ人々が集まる場所であるため、ファッションに対する固定観念も比較的少なく、自己表現の一つとしてファッションを楽しむことができます。
おしゃれな人が多くファッションの勉強になる
街中でさまざまなファッションスタイルに触れることができ、おしゃれのインスピレーションを得やすい環境です。流行の着こなしを実際に目にする機会が多く、センスを磨くための参考になります。
また、おしゃれに敏感な人が多いため、ファッションについての情報交換も活発です。新しいブランドや着こなしの発見など、ファッションの視野を広げるきっかけが豊富にあります。
まとめ
田舎のファッションには、地域性や人間関係に基づく特有の制約が存在します。しかし、それは必ずしもマイナスな要素ばかりではありません。
地域の特性を理解しながら、自分らしさを表現する方法を見つけることが大切です。
また、最近ではインターネットショッピングの普及により、地方でも都会と同じような服装を楽しめる環境が整いつつあります。
これからは、地域による格差が徐々に解消され、より自由なファッション表現が可能になっていくことでしょう。
ファッションは自己表現の一つであり、居住地域に関わらず、自分らしい着こなしを楽しむことができます。
周囲との調和を保ちながら、自分の好みを大切にした服装選びを心がけることで、より豊かなファッションライフを送ることができるはずです。