就職と同時に上京してきました。
今は丸の内の不動産会社で営業マンをしている"マミ"です。
みなさんにとって都会の基準とは何ですか?どんなところを都会と想像しますか?
「人口が多いところ」「交通の便がよく、商業施設などが整っているところ」などさまざま意見があることでしょう。
本記事では、都会に対する6つの考え方と田舎との違いを解説します。
- 都会の基準って?どこからが都会なの?と疑問に思っている人
- 都会に引っ越しを考えている人
など、都会の考え方や田舎との違いを詳しく知りたい人は、ぜひ参考にしてください。
もくじ
【発展度別】都会と田舎のイメージ
都会と田舎は、人口の多さや経済的にも文化的にも発展しているかどうかの「発展の度合い」が違います。
今回は発展の度合い別に、大きく6つのエリアに分けてそれぞれの特徴を比べてみました。
- 都心
- ベッドタウン
- 郊外
- 田舎(都市部)
- 田舎(農村部)
- 田舎(限界集落)
都会(都心)
都会(都心)はビル・企業・繁華街が多く、いわゆる街の中心です。
商業・流通などが発達したエリアで、オフィス街・住宅街・商業施設などとは土地の利用目的が違います。
限られた場所に人口が集中しているのも特徴です。
家賃が高く、住める人が限られている印象を持ちますよね。
産業の面から説明すると、都心部は第三次産業が中心のエリアであり、その周りに住宅があるというイメージです。
都会(ベッドタウン)
昼間人口と比べて夜間人口が多く、都市部へ移動しやすい特徴をもった街を「ベッドタウン」と呼びます。
つまり昼間は仕事や学校のために、都心などの違う地域へ移動している人が多いエリアです。
家賃や物価が安いところもあり、地方へのアクセスもしやすい場所です。
家やスーパーなどのお店も充実した場所も多く、生活しやすいイメージがありますよね!
郊外
都市に隣接した街のことを「郊外」といいます。主に住宅が中心に立ち並んでいる一帯で、比較的木々や自然の風景が多くみられる点が特徴です。
郊外は都市部に比べて家賃や不動産価格も安い傾向があります。
田舎(都市部)
田舎のなかでも、店も家も人も比較的多い都市部もあります。田舎の中でも人口はこの場所に集中しやすく、生活しやすい傾向があります。
田舎(農村部)
農村部には畑が多い一方で、人も家も少なくなります。
車があれば都市部に出ることも可能ですが、田舎の中の都市部と比較して、収入が少なく、インフラなどの関係により利便性が落ちてしまいます。
農村部の人口の割合の多くは、65歳以上が占めているのも特徴です。
田舎(限界集落)
限界集落とは、コンビニすらなく車があっても不便な場所のことで、高齢者世帯が集中した地域です。
人口が少ないため住民の多くが知り合い同士で、何かあれば助け合って生活している昔ながらの場所といえるでしょう。
都会の人と田舎の人で「都会」の基準は違う?
なんとなく都会のイメージがあるといえど、「都会の人が思う都会」と「田舎の人が思う都会」はずいぶん異なります。
SNSやインターネットなどを参考にリアルな意見を表にまとめてみました。
都会の人が思う都会の例 | 田舎の人が思う都会の例 |
徒歩圏内に商業施設がそろっている | 大型の商業施設(デパートなど)がある |
小学校から進学先を選べる | 私立の高校がある |
地下鉄が走っている | 電車の線が2本以上ある |
数分に1本のペースで電車が来る | 15分に1本くらいのペースで電車が来る |
カフェがたくさんある | スターバックスがある |
超高層ビルが立ち並んでいる | 3階以上の建物がある |
家から歩いて10分以内に駅に着く | 駅が徒歩圏内にある |
流行やトレンドに興味がある人が多い | 流行やトレンドの最先端 |
物価が高い | 物価や家賃などが高い |
以上のように、田舎の人が思う「都会」のレベルは、都会の人が思う「都会」のレベルより低いことがわかります。
駅に行くために車を使うのが当たり前の地域の人からすれば、徒歩圏内に駅があるだけで十分「都会」に感じるのですね。
都会の基準とは?6つの考え方
前述の通り、都会かどうかの基準は人によって異なります。
そこで、都会かどうかの判断基準となる6つの考え方を紹介します。
- 人口
- 公共交通機関の数
- 車への依存度
- 教育機関の数
- 商業施設の数・種類
- 仕事・求人の数
人口
都会かどうかの判断基準として、まず人口を挙げる人も多いのではないでしょうか。
日本の人口の多い場所を「都会」とするならば、政令指定都市かどうかを一つの基準にするとよいでしょう。
「政令指定都市」とは法定人口が50万人以上の都市で、全部で20都市存在しす。
その中でもトップ7の各都市の人口を比較し、表にまとめました。
【政令指定都市と人口のランキング】
都市名 | 都道府県 | 人口 | |
1 | 横浜市 | 神奈川県 | 3,771,766人 |
2 | 大阪市 | 大阪府 | 2,770,520人 |
3 | 名古屋市 | 愛知県 | 2,326,683人 |
4 | 札幌市 | 北海道 | 1,969,918人 |
5 | 福岡市 | 福岡県 | 1,642,571人 |
6 | 川崎市 | 神奈川県 | 1,545,604人 |
7 | 神戸市 | 兵庫県 | 1,499,887人 |
(2024年1月1日現在)
引用:都道府県市区町村「政令指定都市 人口・面積・人口密度ランキング」
公共交通機関の数
都会では、網の目のように鉄道・地下鉄・路線バス・タクシーが多く走っています。そのため田舎との違いを明確にするために、公共交通機関の数を基準にする方法も考えられるでしょう。
実際にどの程度異なるのか、都会と田舎の公共交通機関の違いをまとめました。
都会 | 田舎 | |
電車 | 数分に1本 | 1時間に2本 |
地下鉄 | ある | ない |
路線バス | 1日に10本以上 | 1日に2〜3本 |
タクシー | 至る所に走っている | 駅にしかいない |
以上のような違いから、電車や路線バスが多く走っているところは都会と考える人もいます。
車への依存度
上述したように、都会は公共交通機関の数が多いので、車を使わなくても移動でき、車への依存度が低い傾向があります。
むしろ車を使うと、駐車場がなかったり、高い駐車料金を払ったりすることになりかねません。
一方で田舎では、車がないと移動できない場合が多いため、車への依存度が高いです。スーパーに行くにも、駅に行くにも車が必要です。
車に乗る習慣が根深いため、都会の人なら歩くような少しの距離でも車に乗る人が多い傾向があります。
教育機関の数
教育機関の数も、都会と田舎ではまったく異なります。都会には私立の学校が多く、田舎には少ないのです。
たとえば東京23区なら、私立の小学校が34校・中学校なら141校・高校なら186校あります。
反対に地方では私立の高校すら「0」という地域もあり、教育機関の数をみても違いは一目瞭然ですね。
さらに、都会と田舎では私立高校受験の考え方も異なります。
都会では、私立高校を第一希望として受験する生徒も多いです。
一方田舎では、私立高校は遠くて通いにくいため、なかなか受験の選択肢には入りません。私立高校に通うとなると、他市・他県に出ることになるためです。
私立高校を受験するとしても、「あくまで公立高校の滑り止め」として考える生徒も多いでしょう。
商業施設の数・種類
都会の基準を知るうえで、商業施設の数や種類を考えてみるのもよいでしょう。都会と田舎の商業施設の違いをわかりやすく表にまとめました。
都会 | 田舎 | |
チェーン店 | チェーン店の種類も店舗も多く、選択肢が多い | 限られたチェーン店しかなく、選択肢が少ない |
買い物に行く場所 |
|
|
飲食店 | 駅地下や駅周辺だけでなく、少し歩けば多くの飲食店が並んでいる | お店の数が少ない |
以上のように、商業施設の数や種類を見るだけでも、都会と田舎ではずいぶん違うことがわかります。
仕事・求人の数
都会かどうかを知るために、仕事や求人の数の違いを比較してみましょう。
求人数だけを見てみても都会と田舎の差は大きいです。
日本で一番人口が多い東京都の中でも23区に絞った求人数と、人口が一番少ない鳥取県とで求人の数を比較してみましょう。
数字を見るだけでも、歴然の差です。
県庁所在地の鳥取市を含んでも、東京23区とは求人数が約80倍以上異なります。
これだけの差があると、印象として「東京は都会」「鳥取県は田舎」と思われても仕方がないかもしれません。仕事や求人数の数によって、都会かどうかを判断する基準になるのも納得です。
【表で解説】都会と田舎の違い
都会と田舎の違いは前述してきましたが、改めて表でまとめました。
田舎との違いを知ることで「都会とはどういう場所か?」がわかり、都会の基準を考えやすくなるでしょう。
都会 | 田舎 | |
人口 | 多い(若者が多い) | 少ない(お年寄りが多い) |
公共交通機関 | バス・電車・地下鉄・タクシーなど種類も豊富で利便性が高い | 移動手段が少なく、本数も少ないため不便 |
車の必要性 |
|
|
教育機関 | 選択肢が多く、自分の学力にあった場所を選びやすい | 数が少ないので、選択肢が狭まりやすい |
商業施設 |
|
|
仕事・求人数 |
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自然 |
|
|
遊ぶ場所 | 商業施設やレジャー施設などが多い | 商業施設やレジャー施設が少なく、自然の遊びが多い |
混雑具合 |
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満員電車はなく、道路もほとんど渋滞しない |
家賃 | 高い | 安い |
人間関係 |
|
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物価 | 高い | 安い |
表にまとめると、都会と田舎の違いがよくわかりますね。
都会と田舎の違いについてさらに知りたい・もっと違う視点からも知りたいと思った方は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
ぜひあわせてご覧ください。
都会の基準に関するよくある質問
一般的な都会のイメージや、基準の考え方をお伝えしてきました。
ここで都会の基準に関するよくある質問を紹介します。
- 都会と都市の違いは何ですか?
- 日本で一番の都会はどこですか?
- 日本の10大都市はどこですか?
都会と都市の違いは何ですか?
「都会」とは、主観的な内容を表す語とともに用いられることが多く、人が多く集まり、先進的な施設がある栄えた場所という意味です。
一方、「都市」とは、社会的な経済機能などを客観的に表す場合に用いられ、人が集まり、行政や経済の中心的な役割をしているエリアのことです。
基本的に同じ意味をもっていますが、ニュアンスが少し違うのですね。
日本で一番の都会はどこですか?
日本の一番の都会は東京都中央区です。中央区はその名の通り東京の中心地で、交通が発達しており、企業・商業施設・家などあらゆる建物が集まっています。
東京の中心部に近い位置ではありますが、閑静な住宅街が広がっており、治安のいい地域として有名です。
地下鉄が多く通っているため交通の利便性がよいだけでなく、幹線道路があり車ユーザーにも住みやすい地域です。
「日本一の都会」と言われると、混雑していて住みにくそうな印象を持つかもしれませんが、住むのにも快適な環境であることがわかりますね。
日本の10大都市はどこですか?
日本の中で、どんなところが都会と考えられているのでしょうか。
日本の10大都市といわれている都市の特徴をまとめました。
都市名 | 特徴 | |
1 | 札幌 |
|
2 | 東京 |
|
3 | 横浜 |
|
4 | 名古屋 |
|
5 | 大阪 |
|
6 | 奈良 |
|
7 | 京都 |
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8 | 神戸 |
|
9 | 広島 |
|
10 | 沖縄 |
|
まとめ
ご紹介したように、都会かどうかを判断する基準にもいろいろな目線があります。しかも、「都会」の基準は都会の人と田舎の人とで違っていることがわかりましたね。
「都会かどうか」は一概には説明できず、人によって異なることを理解しておきましょう。
「自分にとっての都会は東京!」
「ドラマや映画で見るような、華やかな大都会でキラキラした仕事がしてみたい!」
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