就職と同時に上京してきました。
今は丸の内の不動産会社で営業マンをしている"マミ"です。
「30代になっちゃったし、上京するには遅いかな?」
「今から上京するのは遅いから、やめておいた方がいいかな?」
と、心機一転したい気持ちはあるけれど、実行するとなると不安になる人も多いでしょう。
本記事では、30代からの上京でもまだ遅いことはないという考え方とメリット・デメリットについてまとめてみました。
上京に対して不安に思っている人や悩んでいる人は必見です。ぜひ、最後までご覧ください。
もくじ
【結論】30代からの上京でも遅くない
30代からの上京を考えている方に知っておいてほしいことは、「まったく遅くない」ということです。
初めてのチャレンジに早いも遅いも関係ありません。
後悔しないためには、行動あるのみです。
とは言っても、そう簡単に不安が消えるものでもないでしょう。
次の章では、不安を抱えながらも実際に上京した人の声を紹介します。前向きな考え方を知れば背中を押してもらえるかもしれませんので、ぜひ参考にしてください。
30代での上京に成功した人たちの声
実際に、上京するかどうか悩んでいた人たちの声を紹介します。
上京を悩んでいる人は、ぜひ読んでみてください。
地元に住んでいる頃は、交通の便の悪さや仕事に関することで悩んでいて、いっそのこと環境を変えたいなと思い始めました。もともと東京が好きで、週末には何度も遊びに行くような生活だったので、余計に憧れもあったんです。
でも、満員電車での通勤に毎日耐えられるのか心配、ホームシックにならないか心配、などさまざまな不安要素がありました。結局行動に移すほどにはなかなか勇気が出ず、ダラダラと地元での生活を続ける日々でした。
それでもこのまま何もしないのも後悔しそうだったので、東京に行くと決心して、仕事を探し、求人に応募し、一歩ずつ上京の準備を始めました。
もちろん不安がなくなったわけではありません。だから、ただ「住みたい」気持ちだけでは続かないと思ったので、東京でしかできないことをやろうと考えました。
結果として、地元にはない仕事に就職できたし、新しい趣味も見つけられ、さまざまなことに挑戦できました。
上京する前は「失敗してしまったらどうしよう」と不安は大きかったけれど、このままでは後悔するし、環境を変えたいと思っていたので、思い切れてよかったです。
何をするにも初めてはあるし、不安もある。ただ後悔しないために、自分のために勇気を出して正解だったと思います。
参考元:教えて!goo「30代前半、上京するか迷っています」(https://oshiete.goo.ne.jp/qa/10396729.html)
20代の頃から東京に行きたいという気持ちはありましたが、平日働いていて、東京で就活することは難しかったのと、時間的にも金銭的にも上京は現実的ではなく、叶いませんでした。
しかしそれからも「やっぱり人生で一度は東京で暮らしてみたい」という思いが消えず、仕事に慣れてお金も貯まってきたタイミングでようやく上京を決意しました。
35歳での上京なので、周りからの「今更」「いい歳して」という言葉や視線を感じてしまっていましたが、このままの人生では後悔すると思い、自分の中の「今更」という言葉を捨てて、思い切って上京することに。
上京して1年経って思ったことは、「あのとき思い切って上京してきてよかった」です。東京では、地元にはないものが多く、人生の選択肢がぐっと広がりました。
大きな決断でしたが、おかげで人生は自分次第だと改めて感じることができたと思います。
参考元:note「「今更」という呪いを捨てて、35歳で上京した話。」(https://note.com/miyukii_note/n/nccb4827cf30a)
このように、30代からの上京は悩みも多く、考えてもなかなか勇気が出ない人が多いようです。
それでもやはり「後悔したくない」という思いから行動に移せば、結果としてよかったと感じている人がいます。
悩んでいる人も勇気を出して行動してみるのがいいかもしれませんね。
30代から上京する3つのメリット
ここでは、30代から上京するメリットについて紹介していきます。
今まだどうしようかと悩んでいる人は参考にしてみてくださいね。
- 地元よりも仕事を選びやすい
- 人間関係を構築しやすい
- 構築してきた価値観に合わせた選択ができる
30代から上京するメリットは上記の3つです。以下で詳しく解説していきます。
地元よりも仕事を選びやすい
30代で上京すると、すでに培った仕事の経験を活かして就職活動が可能です。さらに東京には選べる職種も企業も多いので、多くの求人から自分の希望に合った仕事を探すことができます。
30代で上京・転職するメリットは、それまでの経験を活かしてキャリア採用が期待できることです。経験を積んできたからこそ、即戦力としてよいポジションで働くことも可能になるでしょう。さらに資格があれば働く幅も広がり、給料アップも目指せますよ。
また、働き方もさまざまです。リモートであったり、勤務体系が違ったりなどさまざまな選択肢が増えます。
自分自身のキャリアの成長を目指し、さらなる大きなチャンスを得るために、上京はよい手段です。自分の可能性を広げたいのであれば、30代からの上京もおすすめです。
人間関係を構築しやすい
長く地元で働き、社会人としての人間関係の構築方法を身につけていれば、上京して新しい環境に変わったとしても、これまでの経験を活かしていて人間関係を構築しやすいでしょう。
この点においては、新卒で誰も知り合いがいない・社会経験もない状態での上京よりは、30代で上京するほうがうまく行く人も多いはずです。
何気ない会話を大切にし、相手の気持ちや状況を理解することを大事にして、関係性を上手に作ってくださいね。
構築してきた価値観に合わせた選択ができる
30代ともなると、今まで暮らしていた場所で構築してきた自分自身の価値観があることでしょう。
これまでの経験や価値観が豊富にあれば、仕事も暮らし方も遊びも選びやすくなります。
東京はさまざまな文化や価値観が交錯している場所で、自分に合った選択ができるのが魅力の1つです。その一方で、選択肢が多すぎて、仕事も遊びも選ぶことに疲れてしまう可能性もあります。
そんなとき、人生経験豊富な30代なら自分の好み・性格・生活習慣に合わせて最適なものを見つけ出すことも可能でしょう。
さらに上京して新たな価値観を知ることで、人生観を豊かにすることへつながっていきます。
東京での生活で、今まで知らなかった・気付かなかった自分自身を新たに発見できるでしょう。
30代から上京する3つのデメリット
反対に、30代で上京するデメリットは以下の通りです。
- お金がかかる
- 都会の人の多さや喧騒に疲れてしまう
- 確立したコミュニケーションから出ることになる
この3つのデメリットについて詳しく見ていきましょう。
お金がかかる
もちろん、田舎暮らしに比べると家賃や物価などにお金がかかります。
「少しでも広い部屋に住もう」「いい生活をしたい」と考えると、東京では想像以上の額が必要です。田舎との暮らしの違いに驚いてしまうかもしれません。
また、趣味や好きなことにもお金がかかりがちです。
イベントやポップアップファッションなど、都会には地方や田舎にはなかったものがたくさんあります。
趣味や遊びにお金がかかってしまい、生活を圧迫してしまう可能性もあるでしょう。
何かとお金がかかる場面が増えることは覚悟しておいてください。
都会の人の多さや喧騒に疲れてしまう
30年以上地方や田舎で暮らしてきた人は、都会での暮らしに疲れてしまう可能性があります。
経験がないほどの満員電車での通勤や、人の多さがその例です。
街を歩いているだけで目に飛び込んでくる情報の多さや、常に聞こえてくる人工的な騒音に大きなストレスを感じてしまうことも予想できます。
そんな日々を過ごしていくと、疲れを感じてしまうでしょう。
地方や田舎での生活とは大きく違うので、そのギャップに疲弊して後悔してしまう人も一定数いるのは事実です。
確立したコミュニケーションから出ることになる
長年一緒に過ごしてきた家族・友人・顔見知りの人・会社の人たちと離れて過ごすので、寂しさを感じることもあるでしょう。
せっかく築き上げてきた人間関係を、都会ではまた1から築き上げていくことになります。
コミュニケーションをとるのが苦手な人は、新しく人間関係を構築していくのに時間がかかり、大変さを感じてしまうかもしれません。
また会社の人との関係だけでなく、プライベートでの関係も構築していかなくてはなりません。人間関係の構築を面倒だと感じる人は、これもストレスを感じる1つの要因となってしまうでしょう。
そうすると、「やっぱり地元にいればよかった」と感じ、後悔してしまう人も出てくるかもしれません。
30代で上京する前にやっておくべきこと
勢いだけで上京すると、うまくいかないケースもあります。
上京して失敗しないために、事前にやっておくべきことは以下の通りです。
- 自分が都会暮らしに向いているのかチェックする
- 仕事を探す
- ライフプランを立てる
- 「ダメだったら地元に戻ればいい」と考える
実際に試してみると上京後の生活を豊かにできるので、ぜひやってみてください。
自分が都会暮らしに向いているのかチェックする
実際に上京してから、合わずにすぐに戻ることになってしまってはもったいない!
まずは自分が都会暮らしに向いているのかを知っておきましょう。
何も調べず急に上京すると、「肌に合わない」「ここでの生活は向いていない」とストレスがたまり、後悔してしまう可能性があるので要注意。
東京では金銭面・交通の便・人混み・プライベートなど、地方や田舎とは大きく生活が変わるところもあるでしょう。そんな生活が一変しても自分は大丈夫なのか確かめておく必要があります。
さまざまなところで都会の情報は拾えるので、家賃や物価、人との付き合い方や暮らし方など、自分自身が本当に都会暮らしに向いているかを確認してみましょう。
都会暮らしに向いているかどうかを確かめたいという人に向けて、セルフチェックできるシートを用意したので、ぜひこちらも活用してみてください。
仕事を探す
東京には多くの求人があるとはいえ、「仕事は何かしらあるだろう」と簡単な気持ちで上京すると、いざ見つからなかったときに焦ってしまいます。
不安な要素を減らしておくためにも、事前にどんな仕事がしたいのか、どんなキャリアを構築したいのか、新しいことにチャレンジするのかなど、ある程度の目処を立てておく必要があります。
応募に向けて企業研究したり、その会社でしたいことをしっかりと考えておいたりとしっかりと準備しておきましょう。
ライフプランを立てる
上京するなら、事前にある程度のライフプランを立てましょう。
仕事の面ではどんなことを目指したいのか、どんな職業に就きたいのかを明確にし、キャリアプランを策定しておくことが大切です。
また地方や田舎暮らしとは違い、生活費や家賃は高額で、無計画に上京するとお金はどんどんなくなります。そうならないためにも、貯蓄目標を決め、財務計画を立てることで、お金に困るリスクを減らしておきましょう。
上記のように上京後のライフプランを立てておくだけで、実際上京したときに困ることも少なくなり、充実した豊かな生活を送ることができます。
やってみたいことを考えておく
上京後にやってみたいことを整理しておくのもおすすめです。
- 出会いがほしい
- 趣味がほしい
- 新しいことにチャレンジしたい
上記のように興味がある・やってみたいことはありませんか?
以上のように整理しておけば、万が一東京が嫌になってしまいそうなときも、前向きに生活できるかもしれません。
「ダメだったら地元に戻ればいい」と考える
実際に上京してみると、なかなかうまくいかず、しんどくなってしまうこともあるでしょう。そんなときは「ダメだったら地元に帰ろう」という考えをもつことも大切です。
「絶対に東京で成功してやる」などの前向きな強い気持ちも大切ですが、自分を追い詰めすぎるのもよくありません。
人間すべてがうまくいくことも少ないです。失敗したりつらかったりするときは、地元に帰る方法も選択肢の中に持ったうえで挑戦してみてくださいね。
まとめ
30代での上京は遅すぎるのではないかと思っている方は、ぜひ本記事で紹介したメリット・デメリットを参考に検討してみてください。
とはいえデメリットを見るとさらに悩んでしまう方もいるでしょう。
ただ、これまでに上京してきた先人たちの話を聞くと、「一度はチャレンジしてよかった」という人ばかりです。
「やらない後悔よりやる後悔」という言葉があるとおり、憧れがあるのなら思い切ってチャレンジすることをおすすめします。
そのために、上京する前にやっておくべきこともチェックしてくださいね。
人生は一度きりなので、後悔しない選択をしましょう。
30代からの上京も遅くはありません。勇気を出して一歩踏み出してみてくださいね。